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すでに滅んだ異世界に召喚されました |
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小説書くマン |
6/3 18:27 |
第六話[製作者]
また、あの謎の少女が現れた。
「いや、ちょっと用があって帰ってきたんだ」
俺は嘘をつく。
「嘘をついても無駄ですよ。私はこのゲームの製作者なのですから」
え…
製作者?こいつが?
「それじゃ、1つ質問していいか?」
「どうぞ」
「コンティニューする画面で、いいえを押したらどうなるんだ?」
「現実でも死にます。」
マジか…あの時はい選んでおいて良かったな…
「どうすれば、現実に帰れるんだ?」
「この世界を滅ぼした魔王を倒してください。そうすれば、この世界は元通りになり、私もあなたを現実へ帰します。」
おいおい嘘だろ…
「ゴーレムでも死んだってのに、それよりさらに強い魔王を倒せって…無理に決まってるだろ」
「そう。一人では無理。だからその為に仲間を呼ぶのです。あなたが一番始めにいた場所に戻りなさい。そこに仲間はいるでしょう。では、私はこれで…」
そう言うと、製作者はスゥッと消えてしまった。
俺は一番始めにめいた場所に走る。
始めにいた場所に近づくと、こんな声が聞こえてきた。
「あ!春紀!」