「そういえばさ、君、名前なんていうの？」
朝食を食べていたら、ミカちゃんがそんな事を聞いてきた。
「名前は.........ないよ。」
私の名前...思い出せない。なんて呼ばれてたっけ。
「へぇ〜、空から降ってくるわ、魔法が使えるわ、名前はないわで、君、すごいね。」
何とも当たり前のようにミカちゃんが言う。これを聞いて怖くない君の方がすごいと思うのだが。
「そうだ！今日、カイトとレンと一緒に遊ぶんだけど、一緒に行かない？君の名前も決めようよ！」
ほえ？名前を？........すごい嬉しい！
「えっ、良いの？名前、決めてもらって。」
「あったりまえじゃん！早く着替えて行こ！」
いや、はえーなw まぁいいや！名前つけてもらえる！

「いかがいたしましょうか、王。」
「今すぐ連れ戻せ。何が堕天使だ。あいつは悪魔だ！」

続く

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