[爆発オチなんてサイテー！]



「とりあえず、『はい』って押してみぃ」
わしがショックでうつむいていると、陸奥がわしのコントローラーを無理矢理奪った。


「ちょっ、何するんじゃ！こげな怪しいゲーム本当にするんがか！？」

押した瞬間大爆発などしたらどうするのか。

「それじゃあ頭が押したらええじゃろう？わしはもしもの時のために、快援隊の操縦席に行くきに。」

「いや、それ思いっきりわしが死ぬパターンじゃなか！！」

陸奥はえ？なんのこと？という表情でわしを見たあと「それじゃあとっととやっといてのぅ」と言い、本当に操縦席の方へいってしまった。


「いや、む、陸奥……ほんにわしがやるんか？わしまだしにとうないんじゃが……」
というか、まだ爆発すると決まった訳ではない。


わしは心を落ち着かせ、ゆっくりと『はい』のボタンを押した。

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陸奥のカミソリ感が……
次回につづく

3/10 17:11