「それで、何もしなくていいっていうのはどういう事なんだ？」
「そりゃぁそのままの意味だ。君はなにもしなくていい。私の世界に行って好きに生きれば良いのさ。」
とは言うが、この自称女神全体的に何か怪しいのだ
「その世界に行って魔王みたいなのと戦えとかは？」
「言わない。そういう事する勇者っぽいのは別に居るからね♪君は私があげる力でのほほんと生きておくれよ。」
そう言って俺の事を見る彼女の目に一切の曇りはなかった。
「···じゃあ最後に聞かせてくれ」
「うん。何なりと。」
「どうして俺を選んだんだ?」
「決まってるじゃない」
　私が君を好きになったからだよ
その言葉が聞こえると同時に俺の視界は白けていった。
続く

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