適当に本や謎の書類等を読みまくる。

そしてふと手にした書類に、個人情報が乗っている…簡単に言うと自己紹介文みたいなのが乗っている紙を見つけた。

1枚目を捲ればあの金髪の髪の男が、不敵な笑みを浮かべていた。

…ん？医務室にいた時はパニックになっててよく分からなかったけれど…どっかで見たことある顔だな。

『グルッペン･フューラー』

そして名前の横の欄に総統と書かれていたが、それ以外には特に良い情報は無かった。

甘い物が好きらしいが…それ以上に、何処かで見たような気がした。

どこで見た顔だったっけ？

思考を巡らせるが特に思い当たる記憶が無く、俺は渋々次のページを開いた。
次のページには、まさかの俺…正しくは俺の体の持ち主が写っていた。

グルッペンの様な不敵な笑みは浮かべておらず、真面目そうな表情で口を一直線に結んでいる。

『トントン』

みんなが呼んでいた名前だ。
そして名前の欄の横には…