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おれがんばってかいた!!れ!れ! |
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かいと |
9/10 12:6 |
「あら、また来てくれたのね」
「やることないしね。調子はどう?」
「大丈夫よ。久しぶりに外へ出て散歩にも行けたの」
「そっか、ならよかった。死んでたらどうしようかと思ってた」
「病院でそんな罰当たりなジョークは厳禁よ」
当たり障りの無い会話で貴女は少し赤く火照った頬を緩める
昔っから笑わなかった私の表情は無表情なのだろうか
自分でも表情を作ろうと頑張っていた時期もあったけれど・・
そんな所も個性じゃないの。無理して作ることなんて無いわ
そんな一言から無理することをやめた。
ただ、この幸せを最期の時まで感じれるように
贅沢な時間を噛み締めていた
「そういえば、君がここに来るようになったきっかけってなんだっけ」
「そんなことも忘れたの?本当に忘れんぼさんね」
「病人なんだから仕方ないでしょ。」
少し頬を膨らませる貴女に子供を宥めるような口調で語りかける