未「…ってのは本来の目的。現状の私は、まず貴女を殺さなきゃいけない。貴女がくろろを殺すのを目的とするのをやめない限り、私は貴女を殺すのを試み続けなければいけない。」
他にくろろを狙う者が居るのは邪魔な様で、くろろを狙う前に、同じくくろろを狙っているみりんを殺そうと考えているらしい。
み「なるほどね…。でも、貴女に私を殺せるかしら?」
くす、と笑いながら、何処か楽しそうに首をかしげる。
み「そんなことより…貴女と私が協力する、って手は無いの?」
くろろを殺すのを協力する手は無いのだろうか。それは皆が思ったであろう。
未「だって貴女、裏切りそうだから。」
信用が出来ないらしい。
み「ひっどぉい。…じゃあ、殺し合い、始める?」
会話中は少しましになっていた殺意も、“殺し合い”の単語を出した時点で、笑みは浮かべているものの、視線はくっきりとした殺意そのもの。
未「そうだね…それしかないみたい。」
そう言うと、未来は床に落ちている千枚通しを拾い上げる。と、同時に、みりんは先ほどふわの首を撥ね飛ばした時に付いた鉈の血を舐め取った。

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