後ろから暗黒の列車が追い掛けてくる。残党は16体まで増えていた。

(猫田が頑張ってるんだから…私も頑張らなきゃ…！)

自分に渇を入れ運転に集中する。少しでも時間稼ぎをしなければ…
決められたレールでいつまでも相手とレースを続ける余裕はない。一気に片付ける。

タイミングを見計らい急停車する。しかしハザードトレインは停車を予知していなかったのかそのまま通りすぎていった。
チャンスだ

直ぐ様7号車からミサイルをリリースし黒の車両にぶつける。ハザードは一体何が起こったのか、訳も分からず消滅していった。

な「あと15体…」

一方に減らない敵に不安を覚えていると

車体の不安定さが落ち着きパラメーターも正常な数値に戻った。再構築がうまくいったのか

一号車から猫田が無線を繋げる。

猫『再構築完了。全て正常値に戻った。あずさも復帰』
な「そっか」

よかった、猫田が元に戻った。

ごめん…ちょっと落ちるかも…
少し疲れちゃった…

いつの間にか視界は暗闇に沈んでいた

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