ザント「ここは修行の間…お前にも見えるだろう、あいつらの戦ってる姿がな。」
Ha「(ウラル達が…?)」
意識が朦朧としながら、ザントが魔法で映し出していたスクリーンを見る。
ハルはそのスクリーンを見た瞬間、戦慄を覚えた。
ザント「そろそろ…あいつらを助け出せばならんな。
もう、あの状態じゃ戦えまい。」
Ha「お、おい…どうなってんだよ、これは…。」
ザント「最後の修行を果たせなかった。
さっき、全壊魔法で全てが終わった。命の気配がしない。」
ハルは自分自身がカプセルの中で療養をしていることで、
彼らをこんなことにさせてしまった自分に怒りを感じていた。
しばらくの沈黙の末、ハルが口を開く。
「あいつらの戦場へ…行かせてくれ。」
続く