無数の獄炎がシャドウを襲う。辺りは一気に火の海になった。
Ha「まだだ!『ガルダイン』!!」
身を切り裂くような疾風が吹き抜け、シャドウを襲う。
やがて火も消えると、シャドウの姿が徐々に現れる。
その姿は、獄炎によって身体は大火傷を負い、
疾風によって更に切り裂かれ、見るに堪えないものだった。
シャ「まさか…ここまで深手を負うとは…」
Ha「地獄送りされる前にそんな姿になってどうするんだよ。
ほら、もっと力を見せてくれよ。
こちとら身体が鈍ってるから少し動かしてぇんだよ」
シャ「く…くく…光栄に思え。
最終形態の俺に叩きのめされることをな…。」
シャドウの姿はやがて漆黒の色に染まり、眼が赤く光る。
この世に存在する者とは思えぬ程、おぞましい気を発していた。
Ha「あれは…”クロオニ”か…!?」
続く