お互いが戦闘態勢に入り、辺りには緊迫感が立ち込める。
そんな中、最初に戦いの火蓋を切ったのはハルだった。
Ha「宿れ火炎『ファイヤ』!!疾風火炎斬!!」
クロ「宿れ漆黒炎『シャドーフレイヤ』。」
ハルの疾風火炎斬を漆黒の炎を纏った剣の力で防ぎ、
するとクロオニは、もう片方の腕でハルの持ち手の腕を掴む。
クロ「お前の剣を…腕を使い物にならんようにしてやる…」
Ha「なっ…!!くっ…くっっ…!!」
クロオニの手からハルの腕に“何か”が伝わるのを感じた。
しばらくするとクロオニは腕を離し、ハルに言った。
クロ「自分の腕が使い物になる前に殺してやるから安心しろ。」
Ha「くっ…(なにを…何をしたって言うんだ…!?腕がビリビリする…。)」
クロ「ほら、来いよ。」
Ha「くそっ…!!はぁっ!」
クロオニは、ハルの斬撃を軽く受け流していく。
一切攻撃をせずに、ハルの斬撃を避けていく。
…
Ha「はぁ…はぁ…全く当たらねぇ…。」
クロ「…そろそろ終わったか。」
そう言うと、雷のような速度でハルに向かっていった。
続く