Ha「速いッ…!!」
鬼神化による体力の消耗、連撃による体力の消耗で、
上手く動けず、クロオニの思いのまま斬られていく。
クロ「現代の鬼神はぬるいな…」
反撃が終わると、クロオニはぽつりと言った。
Ha「へ…へへっ…まさかそこまで強いとはな…、予想外だったよ。」
クロ「本気を出していない相手と戦っても全く面白くない。
仮に本気だとしよう。そうならばお前はかなり弱い。
鬼神の恥晒しだ。去れ。お前のその程度の力で、
この俺を倒せるとは思わぬ事だ。」
Ha「っ…!」
すると、クロオニは眼を大きく見開き、ハルを見た。
しばらく見た後、再び話を続ける。
クロ「…お前の記憶を全て読み取った。
…ずいぶんぬるい旅をして来たようだな。
また最初のスライムやら
そこら辺の雑魚を倒す事から始めたらどうだ?
今俺と戦うより、遥かに良い経験になると思うがな。」
Ha「…」
続く