互いの猛攻が行き交う。
一撃が重く衝撃を与える黒鬼と一撃が軽く手数で攻めるハル。
2人は互いの実力を認め合うように、そしてそれに打ち勝つための真剣な戦いを繰り広げていた。
ハル「(どこかで剣に魔法を宿らせられれば…
このままじゃいつか俺の剣が折れるな。)」
黒鬼「(一刻も早く制さなければ…確実に負ける!!)」
黒鬼が剣を大きく振り翳す。
ハルは避けずに守りの体勢を取る。
黒鬼「その剣、狩らせていただくぞ!!」
ハル「今だ!!宿れ『深炎』!!」
紅黒い炎がハルの剣に宿る。炎を纏ったその剣は黒鬼の剣を弾いた。
黒鬼「なん…だと…」
ハル「なんとか宿らせることができた。この勝負、俺が制してみせる!!」
続く