今日は十月一日 僕が自分を殺してから随分と経った。
かずき「うぐっ」
さっきからなんなんだ一体 頭痛が鳴りやまない 僕は導くものなんだ。こんなところで体調を崩してなんていられない
のりこ「今から遊びに行かない?」
かずき「え?」
のりこ「もう信者のは十分なんでしょ?それだったらもう不況なんてやめてさ 終わりの日までに後悔のないように遊びに行こうよ」
かずき「のりこさん…」
のりこ「えと…ダメかな?」
そんな顔をされたら断れるはずもない もとより断るつもりもなかったが
かずき「…行こうか、遊びに」
のりこ「わっはーい! やったぁ!」
のりこさんは笑顔で叫んだ
それからいろんなところに遊びに行った 僕らはさながら恋人のように そういえば、どうしてのりこさんはこんなにも僕についてきてくれるのだろう 僕がみちびくものだから? 代弁者だから? だからついてきてくれるのか? わからなかった、僕には、彼女の真意という物が でもこの日は、そこで思考を打ち切って 遊ぶことに専念した
....続く