ー黒陣営・のあー
「あ…ゆうしん?聞こえます…」
「イエーイ!聞こえる?聞こえるよねっ!あのね、凄いんだよのあが!」
るあが私の話を笑顔で遮った。少しう…っと思ったが、凄いと言われて嬉しくないはずがないく、自然と頬が緩んできた。だが、そんな私をおいて、るあはもう満足したふふふ〜ん♪と鼻歌を歌いながら桜の向こう側のゆうしんに手を振った。そしてココアナをチラッとみて、言った。
「あの…コアナちゃん…さっきから私への目線が痛すぎるんですけど…」
「そーかなぁ?」
ココアナが冷たい笑みを浮かべて答える。正直…怖い。ココアナと少し距離をとろうとして後ろに下がった時ココアナがそんなことより、と話し始めた。