｢本当にいいの...？｣
私はお姉さまに言われた通り、
屋敷の中にある図書館に
パチェを連れてきた。
お姉さま曰く、パチェは魔法使いらしい。
だから、魔導書の沢山おいてある
図書館に案内した。

お姉さまが
｢気に入ってもらえていたら
図書館にいればいいじゃない｣
といったので、
パチェは目を輝かせながら
｢本当にいいの...？｣
とお姉さまに問う。
お姉さまは
｢ええ、勿論よ｣
と微笑む。

私はその光景をみて笑った。

ーーこの時、私がある違和感に
気付いていなかったなんて...。

　　　　　　　　　　　　　　続く

4/28 12:54

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