※強い百合描写あり。R-16

　他人の温もりを求めてしまう私はおかしいのだろうか。ベッドの上で、紫煙を燻らせているとき、ふと、感じた。自分以外の誰かの温もりを求めてしまう自分がいることにはきずいていたし、それにしたがったのも私だ。別に寂しいわけでもなければ、性欲に対して貪欲なわけでもない、かといって絶対的に無いというわけでもないのだ。

　一糸まとわぬ姿で眠っているアリサは、先ほどので溜まった疲れが噴き出したのか、小さな寝息をたてて熟睡している。

　寝顔には、普段の大人っぽい雰囲気はまるでなく、子どものような顔だけが、そこにはある。

　煙草はもう、吸い終わってしまった。次を吸うか迷って、時計を見ると、もう時刻は午前2時をまわっていたので、そろそろ寝ようと布団に入り、アリサによりそって、寝りについた。

12/4 18:32