|
|
バル〜月の出ない国〜 #1 |
|
アネモネ |
3/3 2:52 |
私は赤枝田鈴萌(あかしだすずめ)中学2年生。クラスの中では不思議ちゃんって呼ばれてる。なんでかって?それは私が普段から本読んでたりしてるときにやけに本に集中してて話しかけても気付かないから…かな。
私は家に帰ってからいつもと違う、少し大きな図書館に行くつもりだった、そう、つもりだった………
三架「すず〜また明日ね〜」
鈴萌「うん。また明日」
隼人「鈴萌、明日テストだろ?そんなゆっくり歩いてる暇あったら急いで家帰って勉強した方がいいと思うぞ?」
鈴萌「分かってるよはーくん」
隼人「だからその名前で呼ぶな」
鈴萌「じゃね〜」
隼人「まっ……はぁやれやれ」
走って家に帰る事にした私は道端で一冊の本を見つけた
鈴萌「ん?」
手にとって表紙を見る間も無く、耳障りな大きな音と眩い光に包まれたと思った瞬間、私の身体が宙に浮いた。一瞬の筈の浮いている時間が死を知らせるように遅くなる。そして気付いた
あっ死んだ
To be contineueb....