ー”あの日”から少し経って僕は...俺はマモノ討伐軍に入った ー
マモノには、自己防衛機能として、自身の周りに”シャドウ”と呼ばれるモンスターを生み出す。シャドウは本体となるマモノを攻撃する生物を攻撃する。さらにその数は非常に多い。
俺はそいつらを倒す部隊だった。改造人間や強化人間だったら、マモノを倒す部隊にいるが、俺は改造でも強化でもない。だからシャドウを倒していく。
軍に入った理由は軍に入るとたくさんのお金が貰える。それぐらいだ。入ってから1日中キツいトレーニングをして体を鍛えていった。そして戦う。そしてトレーニング、そして戦う、その繰り返しだった。
「おぉ怖ぇオーバーキルじゃね
ぇか新月!」
仲間が俺のことを言う。俺の名前は新月。あの日、新しく名前をつけられた。前の名前は覚えていない。
「そう?」
俺は言い返す。確かになんかシャドウの死体がごろごろ転がっているような...
「ま、いっか」
そのままこれで数百匹目となるシャドウを倒した。