今にもアッパーがアーツェを吹き飛ばそうとしたその時だ。
唄「残念。君はもう既に魔法にかかってるよ!」
突如人型の両腕が凍り付いた。
???「なんだと……!?」
アーツェ「今だ!」
ルーティ「黒鋼さんを助けましょう!」
アーツェとルーティは黒鋼の方へ向かって走り出した。
???「行かすかよぉッ!」
脚は凍らなかったため、人型が猛追する。そこへすかさず唄が追撃を入れる。
唄「氷柱精製!飛んでけー!」
氷柱が何本も現れ、それが人型に突き刺さった。腕が凍っているからまもれないのだ。
人型「ぬぉぉ……ッ!」
人型は片膝をついて停止した。
アーツェ「連れてきたぜ!」
ルーティ「とにかく一旦退きましょう!このままでは……」
唄「うん、分かった。とにかく街の外へ!」