CHIBI QUEST 3

小説 彼のための世界#50

4/5 23:5

二度目の発砲の際、銃口は女の方へ向いていた。銃声がした後、女を縛っていた縄がほどけた。どうやら銃弾で縄を切ったらしい。
「まだ動けるか?」
男が女に声をかける。
「はい、感謝します」
女は軽く頭を下げる。男が「部下」と言っていたことから、二人の間には上下関係があるのかもしれない。
「俺は勇者の相手をする。柿、お前は他のやつらを」
男が銃をEuclidに向けながら言った。
「承知しました」
柿と呼ばれた女は返事をし、僕達へ目を向ける。
「手短にいこう」
男は左手を上へかざした。すると男の頭上に黒い穴が現れた。そしてその穴に銃弾を数発撃ち込む。そのまま銃弾は吸い込まれていった。次の瞬間、
「っ!」
Euclidの周りに同じような穴がいくつも現れ、そこから銃弾が飛び出してきた。




田中君、実況ありがとう

4/5 23:5

そして50話!

4/5 23:6

▼ここから新規登録を行いキャラクターを作成してみましょう!▼

TOPページ