第四話
こんな出来事があった。
なかなか手に入らない情報があった。それは先生の生年月日。
先生からすると当り前すぎて授業中には話してくれてなかったのだ。
ある日聞こうと勇気を振り絞って聞いてみた。
「先生。誕生日、いつ…(うわ、僕単語しかしゃべってない汗)」
先生は不思議そうな顔をした。
なんで、急にそんなことを聞くのか。そんな感じだった。何かまずい事でも言ったかな？
「５月２８日、やけど…」
先生はおそるおそる答えていた。
「そりゃ、突然すぎるわ…」
と唯一心を許している親友の零は言う。
「何か別の話題を用意して、ところで―みたいなんが良いと思うけどな。」
「それが出来てりゃ苦労しない…」

とにかく、僕は凄く、すごーくコミュ障なのだ。

9/10 21:32