|
|
Railway of hope 第0話 |
|
アル |
5/17 20:51 |
2019年1月17日 午前11時 横浜総本部第二会議室
そこには二人の影があった。
?「最近不調らしいじゃないか、有賀君のいう鉄娘とやらは」
白髪の老人が問いかける。
有賀「そりゃぁ上からの資金がなきゃ成果は得られませんよ、総司令官」
有賀と呼ばれた少女は溜め息まじりにそう主張する。
?「報告書を見ると鉄娘より機娘の方が随分と成果を挙げているようだ。この機会に機娘の方に力を入れてみてはどうだね?実際、鉄娘は金がかかる上にコストも高い。国土交通省もそろそろお怒りだぞ」
有「なんとか抑え込んでくださいよ、その間に後継者見つけるんで」
有賀はそう言い時計を確認した。そろそろ輸送発車の時間だ。
?「万能じゃないんだよ…僕の権力は…まぁいい、なんとか早く引き継ぎを見つけてくれ。時間がない。」
有「わかりましたよ。それでは」
有賀は最後の警告を受けて会議室を後にした。