わしの思った通り、天人が奇襲をかけて来て戦が始まった。
「はぁ…はぁ…」
「ナ、ナゼダ…ドコニソンナチカラガ…」
わしは長い時間の戦いでかなり体力に限界がきちょった。
「うわぁぁああ!!」
「細川!!」
わしの隣にいた仲間が天人に斬られ、倒れる。
「大丈夫がか!?」
だが、もう彼から言葉が帰ってくることはなかった。
「また……守れんかった………」
それは、戦の度に感じる、
後悔、悲しみ、
そして、仲間を守れなかった時の罪悪感。
わしは彼をそっとその場に置いた。
「すまん…後でちゃんと埋めちゃるきに、今はまっとうせ。」
そう言ってわしはふらふらと立ち上がった。
チラッと横を見ると、銀時や高杉が獅子奮迅の活躍をしている。
「…ははっ、わしも負けらんないのぅ…」
正直、争いなどしたくない。
だが、わしは争いを止めるために戦うんじゃ。
「っ……いくぜよっ!!!」
わしはそう呟き、高杉達の背中を追った。