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読者参加型小説、理想絵図 第19話 |
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麗音 |
9/15 21:45 |
第十九話
「なーんだ、意外とあっさり死ぬンだね。僕としてはモット苦しんでほしかっタナァ…」
まあイイや。コレで目的は達成できタ…
「あははははははははははははははははははははははハはははははははははははははははははははははははははハハははははははははははハハはははははははははハはははははははははははははハハハハハはははははははははハはははははははハハハははははははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハ…」
静かな部屋に僕の笑い声だけが響く。
ふと、冷静になる。目的は達成できた。でも僕は薄々気づいていた。これからのこと。こんなことしたって意味ない。中卒な事には変わりない。
やるせない気持ちに襲われる。
視界の端に僕が書いた理想絵図が映る。華代先生とナイフが書かれていた理想絵図。血がいっぱい出て、紙にかかっている。
これが僕の理想絵図。僕の完成した理想絵図。
「今の状況にそっくりになったねェ…」
理想が叶ウッてナんていいコトなんダロう?
あはは、楽しいナ。タノシイナ。次ハ誰をコロそうかなァ
アハハハハハハハハハハハ…
ノーマルエンド1「沸き起こる殺意」