第一五話
次に目をあけたのは次の日の午前中。
首、両手首に違和感が…重い？
とにかく、体を伸ばしたい。手を広げ…
チャリ…
え？
「あ？やっとお目覚めかぁ…♥」
目を開けると目の前に先生の顔があった。
「先生？え？え？なんで？」
「私を殺そうとしたよね？だから、そのお・し・お・き♥　一週間それねー。んでーその後に…」
先生は僕に紙を見せた。
「ふぇ？」
「あんたを引き取った。あんたは私のものだ。」
よく見るとそれは里親証明書だった。
〈⁉〉
思考回路がうまく働かない。
先生が僕を引き取った？だから、僕は誰のものだ？あ、先生のものって言ってたな。でも何の理由があって…？
「麗音、お前が好きだ。」
〈!!??〉
な、なんでこんなタイミングで、こんな格好で告白されるわけー??

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