第四章〜華代との生活〜
第一六話
ゆっくり、ゆっくり考える。
好き＝監禁？
なんでこうなるんだ？
あ‼!
好き＋ナニカ＝監禁？　か。
「ナニカ＝『独り占めしたい』…かな。」
え⁉先生、なんで僕の思考読み取っているんですか？まさか、エスパー？
「エスパーってｗお前、全部口に出てるｗ」
え？先生、僕いつから口に出してました？
「お前なぁ、昔っからだったよ？」
華代は天井をみあげ呟いた。
「仕草っつーか、表情で全部お見通し。お前、私とすれ違うたび、止まって振り返って、ニヤって笑って顔赤くしてぇーｗ」
あー!!もう言わないでください////
「そんなお前がかわいくて好きなんだよ。手に入れたくなった。」
なるほど…点と点がつながって線になってきました。
とにかく、僕はあんなムショたいな施設から脱出できるし、先生ん家でタダ飯食えるし、先生は僕が近くにいるから、お互いに＋ってことか。
「タダ飯…ｗま、そーゆーこと。」

9/17 11:46