|
|
Railway of hope 第九話 |
|
アル |
5/20 19:49 |
「はいはいストップストップストーップ!」
制止の声が工場内に響き渡る。
途端に工場が明るくなった。
電気がついたのかな…?
?「主任さーん?なにをしているのかな〜?」
声がしたほうを見てみると
鮮やかな赤と黒が目立つ髪、パリッとした白衣を羽織った女性と灰色の髪を後ろでまとめ同じく白衣を身に纏った小学4年生ほどの身長の少女が立っていた。
冷たく凄みのある殺意が宿った笑顔に少女は肩をすくめた。
?「わかったわかった、悪ふざけはここまでしておくさ」
光が戻った工場内には作業員だろうか、多くの人達が集まっていた。
?「おーい、作業を再開しろー!もうここは閉鎖解除だ!」
一応、立場は上らしい。あちこちに指令を飛ばしている。
?「おい」
呼び掛けられ振り向くと灰色の少女が白衣のポケットに手を入れ傲然と此方を見下ろしている。
?「君、時間あるだろ?ちょっと話さないかね?」