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白の剣と黒き剣 16話 |
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燐 |
10/25 22:32 |
ーゆうしん・黒ー
はるるとたんたんがnonemuを追いかけって行ったあと、俺は魔方陣を展開して待機状態にあるのあ、そしてのあの護衛をしてるあ、スナイパーのココアナに森みたいな所から遠回りをしてnonemu達と合流すると伝え、走り出した。…が、装備がガチャガチャと音が鳴るわ、俺にガツガツあたってくるわで、走る気力が失せた。
「(森…どこか知らないけど森がある以上、地球と似てるって事だな。)」
イライラしている心を落ち着かせるように、考え事をしながらはや歩きで森に向かった。その森は遠目で見ただけでも大きいと分かるくらいのデカさだ。そして森を見ていた時どこからともなく、一枚の桜の花びらが降ってきた。きっとのあが放ったのだろうと思い、掌で受け止めようとした。だが、花びらは宙に固定されたように、浮いたままだ。
「あ…ゆうしん?聞こえます…」
「イエーイ!聞こえる?聞こえるよねっ!あのね、凄いんだよのあが!」
のあの声を遮るようにしてるあの興奮した声が聞こえた…桜の花びらから。