「ブッキー!なあなあ!転校生来たの?!」
陸はとても嬉しそうに聞く。
周りもガヤガヤと賑わっていた。
「矢吹先生、な。で、えー。小沢の言う通り
今日からこのクラスの仲間が1人ふえることになった。」
おおー!と周りがさらに盛り上がる。
僕も平然を装いながら内心心は躍った。
「御国、 入ってきなさい」
先生はその転校生に声をかけた。
ゆっくりと開いたドアから
モデルのように白く細い指が見えた。
白いブラウスにグレーのベスト
夏みかん色のチェックのスカート。
ととてもオシャレな服装だった。
「こんにちは、御国鞠です!
隣の県から親の仕事の都合で
引っ越してしました。
よろしくお願いしますね。」
そう言って微笑む彼女に僕は一瞬で
心を奪われた。