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Railway of hope 第二十五話 |
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アル |
5/24 22:47 |
東京都廃墟施設
未来「むーっ!んー」
チンピラ「うるせぇな!静かにしてろや!」
チンピラ風の男が少女の腹を蹴る。
未「ぐっ…」
少女は苦痛に顔を歪める。
猿ぐつわに手足を縛られた状態で、抵抗のしようもなかった。
男「谷岡さん、こいつ幾らで売れますかね?」
谷「はっ…高く買い取って貰うんだよ」
男達は此方を卑下するように笑う。
未(誰か…助けて…)
少女は目に涙を浮かべる。このままどこか知らない場所まで売られて死ぬのか
そんなことを考えながら死を覚悟したそのとき
突如、廃墟ビルの窓が割られた。
谷「なんだ!?」
男「!?」
男達が警戒するなか現れたのは…
?「ここに居ましたか、白星未来」
自分の名前が呼ばれた気がした。助けてくれる人なんかいないはずなのに
?「あぁ…申し遅れました。私の名前は執行者No.2『蒼天の薔薇』武蔵。以後お見知りおきを」