|
|
Railway of hope 第二十六話 |
|
アル |
5/24 23:1 |
「がぁ…」
「うっ…」
「ひぃ…」
さっきまで20人はいた男達も今は3人となっていた。
男「なんだよコイツ…速ぇ…」
男「なめてんじゃねぇ!」
男が武蔵に殴りかかるが触れた瞬間、男の上半身が粉々になり静かに地に落ちた。
男「谷岡さん!銃で殺しましょう!」
谷「あぁ…殺るぞ!」
引き金を引く刹那、もう一人の男の脳天に反射した銃弾が集中して撃ち込まれた。
谷「なんなんだよ…お前!」
谷岡が悲痛に叫ぶ。死の具現化が前にいる恐怖は計り知れない。
武蔵は虫を憐れむ目で谷岡に最期の言葉を投げ掛ける。
「私の薔薇に彩りを加えましょう…裏切り者の赤い血と、屈辱の涙を」
そして、谷岡の人生に終止符が打たれた。