…*…*…*…*
「なぁ辰馬。今日一緒に寝ねーか?」
「…は?」
夕御飯が食べ終わり、わしが星を眺めてたらいきなりそんなことを言われた。
「き、金時…おんしなにキモいこといっとるんじゃ…」
「違うから、誤解すんな、そういう意味で言ったんじゃねーから;;」
わしがどん引きの目で見ると、慌てたように銀時は両手を振った。
「いや、今日の朝ヅラが言ってただろ?『抱え込みすぎだ』ってよ、だから…話、聞いてやろうと思ってな」
…驚いた。まさか銀時にもこんな気持ちがあったとは。
「アハハ…おんしのその気持ちだけで充分ちや、わしも言ったじゃろ?何も悩んどりゃーせん。心配いらん。」
わしのその言葉に銀時は何も言わず、ただ真剣な顔でこちらを見つめてくる。
燃えるような、紅い瞳。
それはわしの心まで見透かしていそうで。
思わず視線をそらしてしまった。