ＡＭ７時２３分　横浜軍事基地車両センター

基地の外の小さなテントの中には粗雑に置かれた長机とイスが置いてある。そのイスには灰色の髪を後ろでまとめ、ヨレヨレの白衣と眼鏡をかけた少女がぞんざいに座っている。
数日寝てないのか、目の下には隈らしきものが見える。

燐「相変わらず寝てないのね」
有「そんなことないさ、さっき３分寝たよ。それより白星未来はどうだ？」

燐はモニターを投影させる。
そこには、秋水と移動する未来の姿が映っていた。

燐「見事に貴女の予想は的中したわ。まさか本当に空軍が彼女を追うなんてね。信じられないわよ・・・流石、『灰の軍神』と呼ばれることはあるわ」
有「その呼び名はとうに捨てたはずだぞ？まぁいい。もう少しご令嬢には逃走劇を続けてもらおう」

「それにしても灰色の軍神ねぇ・・・くだらない」

5/27 23:4

5/27 23:5

5/27 23:8

5/27 23:9