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Railway of hope 第三十二話 |
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アル |
5/28 20:7 |
冷気が漂う地下の公道は、所々に設置されている照明灯以外の光源はなかった。そんな暗い雰囲気も蓬やガーネット達の会話で恐怖を半減してくれる。
しかし何故に私は空軍はおろか、秘密機構にまで追いかけられるのか。聞き出さないといけない。自分だって知る権利があるはずだ。
しかし、武蔵に聞こうにもはぐらかされるし蓬に聞こうにも首をふるだけ。後はガーネットに聞くしかないが…
未「あの…ガーネットさん」
蓬が武蔵を話し込んでいる隙にガーネットに話しかける。鮮やかな緋色とアメジストを思わせる紫の髪が特徴だ。
ガ「ん…?」
未「なんで私、こんなに追われてるんですか?何かしました…?」
これで答えてくれなかったらそれは仕方ない。
しかし予想外の結果が待っていた。
ガ「なんだ知らなかったのか、簡単だ。君が世界的に金として価値があるからだ。」