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読者参加型小説、理想絵図 第22話 |
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麗音 |
10/6 2:20 |
第二十二話
「嫌だ」
先生から返ってきたのは予想とは反して〈NO〉だった。
「え…なんで…」
「言ったでしょ?麗音は私の所有物だって。遠くに行かせたくない。」
「言い分はわかります‼!でも先生の負担を少しでも減らしたいんです‼!」
「私は今のままで大丈夫!お前に心配する権利はない‼!」
「え…でも…」
「もう!今日は一人でお風呂に入る‼!」
先生は一人で風呂に入ってしまった。こんなことは初めてだ。
僕は仕方がなくゲームで現実逃避をする。
先生は風呂から上がり、寝室に入ってしまう。
先生が寝息を立て始めたのを見計らい、風呂に入り、いつもより少し離れて寝る。
いつもは先生と肩を並べて寝る…こんなにも寒いのは初めてだ…