二点目が、EDダンス振り付けの盗作である。とあるダンサーが挙げていたものを恐らく無断で使用した。これが一点目以上に勿体ない。EDのダンスを盗作したといっても様々なキャラクターが自らの個性を全面に出した感動的なEDなのである。運動神経抜群ながら面倒臭がりやの主人公が後半飽きて猫と戯れる様子。几帳面な相棒キャラは躍り抜き、ユーモア溢れる部活仲間はオカマ踊り風に描かれていて、まさに一話の締めに相応しいEDに仕上がっていた。これが盗作などではなく、オリジナルもしくは公式な提携であれば、名EDの一つに数えられていただろう。それだけに非常に勿体なかった。
さて、これからは本編に触れていく。先ほどまでの場外乱闘とはうってかわって、本編は驚くほどに美しい物語になっていいて、しっかりと方向性が定まっている。