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参加型のやつ 第3話 |
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Near |
1/12 23:53 |
僕らはそういう日を今まで過ごして来た。
僕は時間はたっぷりあるしその内告白をしようと思っていた。
でも、現実は全然甘くなかった。
夏休みが後1日になった月曜日。
もう明日は終業式のみで授業はない。
みんながお祭りムードの中、いつも通り二人で帰っていた。
莉央「いや〜明日から夏休みだね〜」
ひゅぺり「そうだな、漫画に専念出来る。」
莉央「え〜、夏休みもあのうめき声聞くの〜?」
ひゅぺり「というか今日テンション高いな」
莉央「そりゃ夏休み前だし、どっか遊びに行っちゃう?」
ひゅぺり「うどん食べに行くなら付き合う」
莉央「仕方ないな〜」
その時だった
車の引き裂くような音が響いたのは。
車は僕らの方へ走ってくる。ブレーキが効いてない。
僕はとっさに彼女を庇った、というより飛ばしたかな。
ひどい衝撃が僕の体を走る。
意識が薄くなってきた。
彼女の泣き声が耳に引っ付く。
泣かないでくれよ。
その後、簡単にまとめると 僕は死んでしまった。