CHIBI QUEST 3 |
駄文小説 | |||
バナナ | 2/25 18:55 |
私は自由を求めたけれど、アタシはそれを許さないで、私を一度殺した。でも、私はしばらくすると生き返った。しつこい。しつこいから、また殺した。でも、まだ生き返ってくる。
|
バナナ |
2/25 19:0 |
殺されても、優しい顔で笑っていた。うざい。笑うな。何故笑ってられる?意味が分からない。苦しくはないのか?
|
バナナ |
2/25 19:1 |
そう思いながら、私を殺した。
|
バナナ |
2/25 19:1 |
泣いていいんだよと、私は言った。泣いてない。泣きたくなんかない。この眼からあふれて来るのは、涙なんかじゃない。そう思いこんで過ごした。
|
バナナ |
2/25 19:3 |
それでも、私が出てきて、アタシを優しく撫でて、抱きしめる。これは正しくなんかない。これは、ワルイコト。
|
バナナ |
2/25 19:4 |
私がアタシにすることは、ワルイコトなんだ。
|
バナナ |
2/25 19:5 |
…本当に?
|
バナナ |
2/25 19:5 |
私は言った。うるさい。黙れ。お願い。もう、やめて…
|
バナナ |
2/25 19:5 |
…ねぇ、あなたはどうしたいの?私は言った。アタシは何もしたくなんかない。清く正しく生きて、目上の者に従って、誰も怒らせないように生きる。それが正しいこと。
|
バナナ |
2/25 19:7 |
…の、はず…だよね?アタシは何が正しいか分からなくなった。何が悪で、何が正義か?分からない。
|
バナナ |
2/25 19:9 |
人を愛するのは悪か?…違うだろう。自由を求めるのは悪か?…違う。幸せになるのは、悪なのか?違うッ!!
|
バナナ |
2/25 19:10 |
アタシは、私を檻から出した。これで、私はもう自由だ。君だけでも、自由になってほしいから。
|
バナナ |
2/25 19:11 |
それでも、私は立ち止まって、アタシに手をさしのべる。アタシは、君を何度も殺したのに。それでも、君はアタシに手をさしのべるの?
|
バナナ |
2/25 19:13 |
そう聞いても、私はアタシに手をさしのべていた。その手を、さしのべられたその手を。アタシは、掴んだ。
|
バナナ |
2/25 19:14 |
アタシの掴んだ、アタシより少しだけ大きな私の手は、力強くアタシを引っ張る。
|
バナナ |
2/25 19:15 |
そこには、とても、とても綺麗な景色が広がっていて。今まで、わからなかったなんてバカみたいだ。
|
バナナ |
2/25 19:16 |
「…ありがと。お姉ちゃん。」アタシは、私…いや、お姉ちゃんにお礼を言った。お姉ちゃんは、15本のガーベラと月下美人、カモミールの花束をアタシに残して、消えた。
|
バナナ |
2/25 19:36 |
「…お姉ちゃん、幽霊になってまで会いに来てくれたのは、嬉しかったな。」アタシのその言葉は、お姉ちゃんに届いたかは分からなかった。
|
バナナ |
2/25 19:37 |
〜完〜
|
バナナ |
2/25 19:37 |
カイト思い出した
|
もちちゃん |
2/25 21:7 |
確かにちょっと似てるかもしれません…コメント感謝致します、宇宙行ってきます(?)
|
バナナ |
2/25 21:11 |