side サメ
校門を走り出たところで辺りを見回す。
先に来ちゃったかな?
白石「サメさーん」
サメ「なんだ後ろか…」
久々に正面から彼女の顔を見る。
同性からも慕われる整った容姿は、最後に見た時よりも大人びていた。
白石「じゃあ、電車とバスに乗って行くから…着くまでに色々話すよ」
サメ「うん」
そういえば、何をするかは聞いたけど何処へ向かうかは聞き忘れた。
サメ「そういやさ、何処行くん?」
白石「えーっと…長野」
サメ「ファ!ちょいお金引き下ろしてきます!」
ここは東京だ。
思った以上に遠出だった。
幸い俺はマンション借りて一人暮らしだから、フットワークは軽いけどさ?
聞かれなくても先に断っとけって…
と文句を言ったら「そんな遠くもないでしょ」だって。
信じられんw