それから一人の帰り道、僕はびっくりした。急に「ワン」と、横から聴こえてきたからだ。何だろうと思い、僕は一つのダンボールを見つけた。漢字が難しくて読めない。「なんとか・・・犬」と書かれていた。子犬でとても寒そうで、かわいそうだった。僕はその犬を、家に連れて行った。僕の家は貧乏だったので、餌をあげられるようなお金もなくて、苦しかった。でも、その犬はすぐに僕になついてくれて、それから毎日、この犬と遊ぶのが楽しみになった。
それから僕は、おじいちゃんとおばあちゃんの家に引き取られた。 おじいちゃんは、
「ダメだ。この家は動物は入れたくはない。」
ずっと頼んだが、無理だった。せっかく僕になついてくれたのに・・・ 結局その犬は、家で置き去りにされていた。