仁
「すごっ!ここで作曲して
んの!?
ねぇ、榊はどんな曲
作るの?」
ゆうと
「あー、女子用の曲…。
元々は幼馴染の為に作ってた
から。…でも最近そいつを
横取りされてムカついたな。
アレは俺だけのものだった
のに。」
仁
「…それ、好きな子とか…?」
ゆうと
「そんなんじゃない。」
仁
「好きな子いないの?」
ゆうと
「さあな。
お前はいるだろ?好きな奴」
仁
「なんで知ってんの!?」
ゆうと
「牛乳飲んでるから。」
仁
「そこで!?」
ゆうと
「お前の性格からしてあんま
攻めてないだろ?どーせ。
僕〜とか言ってないで
たまには[俺だって男だ。
何するかわかんねーぞ]
とか言っとけ。」
仁
「えっ…どのシュチエーション
で……?」
ゆうと
「自分で考えろ。」
仁
(攻める、かぁ…)
「…強いな、榊は。嫉妬とか
しなさそう。」
ゆうと
「アホか。するに決まってん
だろ。充満する前に音で
出す。お前もだろ?」