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読者参加型小説、理想絵図 エンディング4 |
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麗音 |
11/17 9:50 |
〜ソノ後ノ記憶・白羅編〜
僕は最後に黒い「フワフワ」に手をかざした。
そこには現実世界で先生を殺した10年前の“僕が居た。
10年前といえば僕が華代先生を最初に殺そうとした時だ。
「この世界の“僕は殺しに成功したのか…」
華代先生を殺し狂う僕。
その後ろにある人影が…
「は、白羅さん⁉」
僕が生きていた世界の僕と白羅さんにはなんの関係も無かった。
殺しに成功した僕を白羅さんは褒めていた。
そして
僕をナイフで急所を一突き。
僕は死んだ。
訳も分からず死んでいく僕。
高笑いする白羅さん。
どっちも狂っていたのか…
僕が先生と仲良くなると僕が幸せになろうとなかろうと零は不幸せになる。
僕が白羅さんの力を借りると先生と僕が死ぬことになる。
僕が零と仲良くなるとどうだったのだろう。先生とはどういう関係になっていたのだろう。
世の中、全員が幸せなんてつかめないのだ。