CHIBI QUEST 3

【小説】なんでもないな#6
由衣

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うっ…。
ずっと二人の目が合ったまま、時間が流れて行く。
「えっと…!ごめんなさい!」
私は、その場を後にしようとした。
早く、家に帰らないと…。
焦って、ダッシュで家へ帰る。
雨が降り出した。慌てて傘をさす。傘をさしていてもびしょ濡れになる激しさだ。
あれ?
トントン トントン

誰かの足音がする。

トントン! 私の肩を、誰かが叩いた。
私は、振り向いた。
 
そこにいたのは、さっきぶつかった男子高校生だった。
「えっ……?」

その人は、こう言った。
「…大丈夫ですか」

私は、いきなりの言葉にびっくりした。
「えっと…!その…!」
さっきまで私は、涙を出していたのかもしれない…。
「…な、なんでもないです!」

その直後、相手の人は黙り込んだ。「…………っ」
かすかな、小さな声が聞こえた気がした。





よし…!文字数多くできた!(謎報告)
由衣

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