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記憶のない脱出日誌#1(小説) |
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カリア |
4/13 11:17 |
ーここはどこだろう?
だが、思い出せない。
ここがどういう場所で、誰が住んでいるのか。
そして、自分の事すらも
とにかく、探索しなければ。
まず、手元にはなにもない。
そして、眠っていたベッドや、机などがある。
窓はなく、白く金属製の壁、通気口とドアがあるのみ。通気口は腕が入るか入らないかくらいだった。
あと、照明がある。
机の上には、小さいノートパソコンがあった。
今更だが、知識は一部覚えているようだ。
ネットには繋がっていなかった。
LANケーブルの差込口も部屋にはない。無線は1つだけあるようだが、パスワードがかかっている。
パソコン内は、既存のデータが消えていた。
ただ一つ、ソフトを発見した。
500文字以内なら1つずつ記録ができるソフトである。
あまり長い文は書けないが、ここに日誌として記録していこうと思う。