「な、なんだよアレ…」
「もう嫌だ…帰りたい……。」
この異様な状況に皆は戸惑い
口々に不満をこぼす。
私だって帰りたい。けど…
一歩間違えたら…
さっきの田中君の姿が頭に思い浮かぶ。
「ゆま、大丈夫か」
「ごめん、ぼーっとしてた。
太郎も来てたのね。」
彼も幼なじみの1人だ。
「私たちどうなるのかな…」
という花子に
私もなにも答えることは出来なかった。
キーーーンとハウリング音がする。
「えー。皆さんおはようございます
本日の時間割は……」
放送が流れた。
「この状況で授業…?」
「マジありえないー。」
「ほんとだよな、サボって寝てっか」
「ダメだよ芙蓉君、今サボったら
さっきみたいに犠牲者が…」
霞さんの一言で周りが静まり返る。
「とにかくさっきの放送だと
一限目は国語みたいだから…
準備しに行こう?」
彼女はそう言って部屋へ戻って行った。
ーーーーーあとがきーーーーー
前のコメント欄にコメント頂いてましたが
モチーフの曲は
チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ
ですね!
10拍手で続く。