でも、いざ書こうとしてもなかなか書けない。
「うーん・・・・どうしよう・・・・」
頭を捻り、何か話題を提示するよう考えるも、紙は真っ白のままだった。
「誰に書くの?」
「うーん・・・・。誰だろう・・・・。誰に書こう・・。
ねぇ、masa1014は誰に・・・」
隣を見ると、masa1014がいなかった。
忽然と姿を消していて、その場には1つスペースがあるだけ。
「・・・・・・・・masa1014・・・・?」
手紙を握り締める。怖い。
『・・・・もう、無理かもしれませんね』
『____は、もう足が』
『回復の見込みも零としか』
『もう、元には
戻れませね』
「・・・・・・・っ」
忘れてた。
私、足動かないんだった。