「りぱ　大福へ
ゆっくりより


返事出せなくてごめんね
伝えたいことしかないのに、何も言えなくてごめんね
時間もあんまりないから、手紙だけは書くことにしました。

私は、2人に出会えて本当に幸せでした。

最後まで一緒にいられなくてごめんね。
私は、独りが嫌いになりそうだよ。
なんだかんだ言いながら怖かった。


でも、最後は―――」


手紙はそれで終わっていた。
朝が終わると同時に、ゆっくりは息を引き取った。







初夏の風が靡いた。


2人は、墓石に向日葵を添えた。



手紙〜ＥＮＤ〜

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