|
|
Chapter1 荒廃した世界#3 |
|
カノン |
12/10 17:3 |
不:…特に何事も無く
外へ出れた。
次は廃墟の地下を通らないと
って……おっかしいな…、
この辺りに梯子があったはず
なのに…。
よく辺りを探してみると、
草むらに隠されていた…。
不:…成程な…外にでる連中が 増えたのか…よっと!!
不知火は梯子を立て掛け、
廃墟の内部へ入った…。
不:…くっそ…障気だ!!
不知火はガスマスクを装着した
……障気はガスマスクで
防げるのだ…。
不:前は無かった筈なのに…
気を付けて行こう…。
狭い通路を進んでいると…、
足音が聞こえた…。
不:居るな……ランナーか…。
ランナーとは、障気に蝕まれて
直ぐの状態の人です。
不:…奴等は確か、
視力が残っていたはず…、
見付からないように…、
隠れながらそっと行こう…。
不知火はなんとかランナー達をやり過ごし、
地下から脱出した。
目的地までは、まだ遠いが…、
黄色い屋根の建物か見える…。
次はビル群を通って行こう…、
まだ浸蝕者は少ない筈だ…。