私は花子の手を引いて黙って教室に行った。
静か自分の席に座る。異様な雰囲気。
チラホラと人が集まり最後の人が扉を閉めて
タイミングを測ったこのように
先生が教室に入ってきた。
ニコッと笑う姿が不気味だった。
「あの、先生」
霞さんがすっと手を挙げて立ち上がる。
「はい、なんでしょう」
「風は…どうなるんですか?」
先生はパチンと手を打つと
制服を着て布袋を被った生徒が入室した。
小さな悲鳴が聞こえる。
生徒は黒板の上の紐を引いてスクリーンを出した。
「皆さんには学級裁判をしていただいて
丸野風さんの処罰を決めてもらいます
発言しにくいと思いましたので
スマホでのチャット方式にしてみました。
スクリーンにはチャットの全貌が
写ります。 スマホはキーボード的な物と
思ってもらって結構です。」
布袋の生徒は今朝スマホを無くした4人に
黒いタブレットを渡した。
「4人も話に参加できないと
困るでしょうから代理のタブレットを
お貸しします。」
ーーーーーあとがきーーーーー
求 クラスメイトの名前
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